彼は年下の男の子
10月中旬のある日
「母さん お腹が痛い!!!」
「え!!!
産まれるのかな」
「うそー!産まれるのー!
予定日より3日早いんだけど・・・」
「病院へ行きましょう」
「痛ーーーーーい
死ぬーーーーー
助けてーーーーー」
・・・・・。
「頑張りなさい!」
「もうダメだよ・・・」
「何を言ってるのよ!」
母に 背中と腰を撫でてもらって
耐えた。
「おぎゃおぎゃ・・・」
「産まれましたよ 3158g
可愛い男の子ですよ」
「やっと生まれてきてくれた
あたしの赤ちゃん
産まれてきてくれて ありがとう」
名前は 康太 と 名付けた