彼は年下の男の子
私は 反論出来ず
ただ 下を向いて 泣くのを我慢してた。
勝手に 産んだのは私だし・・・。
「違うよ!
美咲は最後まで オレには
言うつもりなかったって
言わない覚悟で 康太を産んだって!」
「お前は この人と別れてから
ずっと この人だけを思ってたのか?」
「・・・それは・・・」
恭介は 少し 返事に困ってた。
当たり前だよ
私と別れて 別に彼女も出来て
ただ 再会したから
懐かしさと 情で 好きだと
言っただけかもしれない。
「そうだろうが!!!
返事出来ないってことは!
今の感情だけで モノを言うな!
って ことだよ!」
お父さんは 天下を取った勢いで 言った。