彼は年下の男の子


恭介が そんなに迫られること?


私が表れなかったら
良かったんだよ。


「ごめんね
あたしが 表れなかったら
恭介が そんなに言われなくて
済んだのに…ごめんね」


私が 同窓会に行かなければ・・・。


「バカ!
何を言ってるんだよ!
オレは 会えたことが 運命だと思ってるのに」



「もう一度 しっかり 今後を 考えよう
あたしは 一人で育てる覚悟で
産んだんだから 大丈夫!
無かったことにしよう」


「はぁ?ワケわかんないこと言うと
殴るよ?」


「おい!恭介!
殴るよ?って そんなところが
まだお前は子供なんだよ!
子供が子供を育てられるか!」


またお父さんが 怒る。






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