彼は年下の男の子


父は それを見て
黙ったまま。


「娘さんと 結婚させてください」


深々と 頭を下げて
父の返事を待ってる。


「頭を上げなさい!」


「あっ・・・はい」


「お前な 康太を膝の上に抱いてるけど
康太はお前の子か?」


「はい」


「はいと言って 確信あるのか?
お前の子だって」


「えっ?」


恭介は 驚いてるし
もちろん私も。。。


「父さん!!!
なんてこと言うのよ~!
いい加減にしてよ!」


「お前に聞いてない
わしは この恭介くんと言ったかね?
この人に聞いてるんだ」


「オレの子です!」


「だから 確信あるのか?って
聞いてんだよ」




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