彼は年下の男の子


「だから お前もするな!
もし 浮気でもしてみろ
脚が立たないように
骨をへし折ってやるからな
もしくは 半殺し」


「ひぇー!怖いです
だけど 心配はありませんよ
オレは 美咲と子供が居れば
十分ですから」


「その言葉 しっかり
肝に据えて 覚えておけよ
分かったら さっ!飲め!」



それから 約一時間に渡って
二人きりの飲み会は 終った。


「恭介 アルコール強いんだね」


「いやいや お父さんには負けるわ」


「あっ!あの人には 勝てないわよ」


「ってか 2本しか飲んでないしぃ」


「えっ?ケチ?
飲ませてくれなったの?」


「お父さんが あまり飲みすぎたら
肝臓を悪くするからって」


「アハハ 自分のことだ(笑)」


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