彼は年下の男の子
今日は たまたま期末試験が
同じ期間と言うことで
一緒に勉強しようという事になった。
・・・と言うことで
始めて恭介の家へ 行く事になったのだ。
一緒に!と 言っても
学校も学年も違うわけで
勉強になるはずがない。
勉強という名目だけで
ただのデート?!
駅から 恭介の家まで
自転車2人乗りして行った。
「一生懸命 漕いでるのに
進まないんだけど…」
「はい?
それは あたしが重いという事でしょうか?」
「そうとは 言ってませんが?
そう取れましたかね 美咲さん!」
「こら!ふざけるな!」
あたしは 背中を叩いた。
恭介は わざとハンドルを切り
ジグザグ運転をしながら
笑ってるから あたしも笑った。