彼は年下の男の子



「ごめんな・・・うるさい親で!」


「いいよ 気さくなお母さんでよかった
恭介の性格は きっと お母さん似だね」


「えー!!それ いや!! 
よく言われるから」


「だって似てるもん!!もしかして
お兄さんもそんなタイプ?」


「いや 
アニキは 親父似だと思うよ
頭いいし イイ男だし 
落ち着いてるし・・・」


「恭介もイイ男だよ・・・」


「・・・バカ・・・
いきなり恥ずかしいだろ」


「わっ!恭介がテレてる アハハ」


「こら!!笑うな
笑うなら よーし!!!」


と プロレスの技をかけられる。


「痛い!!!もー!!!!」


痛くて倒れこんだ私の上に
乗る形で 恭介が倒れてきた。


しばらく 無言で見つめ合う。






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