彼は年下の男の子
「これって!本物じゃん!
ホント貰っていいの?」
「おう!!この為にバイトしたんだから」
えっ?!
「えっ!ホントに?」
「そう!このために 内緒で掛け持ちまでして
働いたのさ」
「私は 楽器は?てっきり楽器を買うかと
思ってたから・・・」
「楽器?誰が言った?
就職祝いと誕生日とを兼ねてのプレゼントだから
いい物にしたかったんだ
ただ それだけのことに 頑張ったさ」
だから あたしに
内緒でアルバイトをしたらしい
これは 絶対に大切にしないとね。
恭介が 一生懸命
頑張って働いてくれたものなんだから。