社員寮でラブ!

「まあ・・ねえ・・壁下さん

そんなに言ったら・・・」


芽室さんが私と壁下さんの間に割って入ると


「な~んか食欲無くした。

じゃあね。」

って

壁下さん

そのまま行っちゃった。


「あ、ちょっと壁下さん・・」


芽室さんが呼び止めたけど振り返りもしなかった。


「珍しいね、あの壁下さんが・・」

って芽室さんの奥さんの笑美花さんが言った。


「うん、あれはかなり怒ってたね。」

芽室さんも頷き


それから二人して

私を見て

「あの壁下さんがねぇ・・・」

「みたいねぇ・・・」


そう言って

なんだか分からないけど二人だけで分かった顔。



それからさっきと打って変わって笑美花さんが


「あ~、面白くなって来た。

想と和がくっついて以来かも。

ね、安里、でしょ?」


楽しげに言って


「うん、てゆ~か笑美花さん

さっきの誤解解けたの?」


「誤解?してないわよ。

安里がこんなお子様と浮気するなんて考えてないし。」


「まあね、笑美花さん以外僕には必要ないから。」


「ちょっと・・安里

恥ずかしいじゃない。」


芽室さんと笑美花さんもラブラブ

見せ付けて


私だけ


置き去り・・・


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