社員寮でラブ!
「か・・叶・・・・」


その背中見送り

ちょっとだけ

目がウルウル


「彼ってレナちゃんが好きだったんだよね?

レナちゃんは?


本当に僕でいいの?」



壁下さんの部屋-----


壁下さんのベットの上



私を覗き込んで聞く


その表情は


少し


不安げ?




「叶のことなら本当にただの幼なじみだよ。」



不安な顔


その顔を両手で挟んで


「でも、どっちかって言うとお兄ちゃんって感じかな?

叶もそうだと思う。本当の妹みたく心配して・・・」



そこまで言うと壁下さんが私の両手


掴んで

「妹なんて思えるはずない。

だけど、彼はあきらめるしかないね。


レナちゃんは、僕のものだから・・・」



そう言って


そのまま


壁下さんが覆い被さって・・・



壁下さんの唇が私の唇


そして私の首筋・・・


今まで知らなかった世界へ


甘い

甘い

甘い世界へ・・・






< 160 / 574 >

この作品をシェア

pagetop