私こそ光る☆君 ~体育祭編~
観衆が唖然として見守る中、逆走を続けてパンの所まで戻ってきた由依。

そして彼は他の選手用のドーナツに飛びつき、ひと口頬張った後言い放った。







「おいし~いっ!!!!☆」




スクリーンにどアップで移されたのは由依の最高のスマイル。

その破壊力は凄まじかった。



「「「「キャーー!!」」」」


会場に轟くは割れんばかりの悲鳴に近い歓声。

興奮のあまり失神したり、一時的に魂の抜けた状態になってしまったファンたち。


障害物競走の時なんて比ではなかった。


< 103 / 186 >

この作品をシェア

pagetop