私こそ光る☆君 ~体育祭編~
『あれっ?

どうしたんだろう、遥?』


ここからでは距離があるため、紙に書かれた内容まではさすがに見えない。

こういう肝心なときに限って巨大スクリーンはあらぬ方向(未だ遥に追いつけない選手4人たち)を映してるし……。


「ハルちゃん、フリーズしちゃってるね☆」


今度は棒つきアイスを食べながら由依が言った。


『あっ、アイスいいなー』


「食べる?☆」


手に持ったアイスを呑気に差し出す由依。


『本当?

じゃ、いただきます……ってそうじゃなくて!!

紫水、何かしたでしょ?』


由依のペースにのせられて、危うくアイス受け取るところだった~。


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