私こそ光る☆君 ~体育祭編~
『どうかした?』
挙動不審な遥が気になってたずねると、
「う、うるさい……!!」
なんて噛みながらも早口で、しかもやけにむきになって返してくるからますますおかしい。
おかしいとは思いながらも、これ以上は無駄な気がしてつっこむのはやめた。
『で、私どんな顔してた?』
これこそ重要とばかりにもとの話題へと戻したが、これが間違いのもとだった。
「べ、別にどんな顔だっていいだろ!!
もとがそれならどんな顔してたって大して変わりゃしねぇよ!!」
さっきよりもっと早口で捲くし立てるように言われた言葉。
これにはカチンときた。