私こそ光る☆君 ~体育祭編~
ソファーからずり落ちかけた清龍の姿だった。


まだ寝てたんだ、この人……。

っていうかさっきの犯人、清龍なの?


『もう、脅かさないでよねっ』


寝ている人に言っても仕方がないんだけどね。


傍らに膝をつくとソファーの脇にだらりと下げられた清龍の腕を元に戻し、乱れたタオルケットを整えた。


すくっと立ち上がり、空いている三人掛けソファーの右端に腰を下ろす。


すると由依が、


「僕ヒカちゃんの隣~☆」


と言って隣に座った。


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