私こそ光る☆君 ~体育祭編~


結果、あっちに行ったりこっちに行ったり室内をウロウロ……。

その後を子ガモのようについてくる二人。


……しつこい!!


『ちょっと二人ともいったい何なの!?』


いい加減痺れを切らして叫ぶと、


「ハルちゃんがいけないんだよ!!☆」


「何で俺様のせいになるんだよ!?」


と論戦がますます激化する。


『それじゃ答えになってないでしょ!!』


「ハルちゃんの意地っ張り!!☆」


「今それ関係ねぇだろ!!」


私の声ももはや二人には聞こえていない。


ため息をつきかけたが、ふとあることを思いついた。


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