私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「「あ~~っ!!」」


由依と遥がパッとこちらを振り向き、一時休戦して声をそろえて叫ぶ。


うん、二人とも息ピッタリ♪


って茶化すのはこれくらいにしておいて……。

何が起こったのかというと、目の前を横切った私の腰のあたりを引っ張って、清龍が自分の隣に座らせたというわけ。


「いきなり割り込むな!!」


「セイくん、ずるいずるいずるいずるいずるいずるいずるーいっ!!☆」


「……漁夫の利」


いつの間にか口論が三つ巴の構造に……。


遥、割り込みっていうか……引き抜き?

由依、“ずるい”って今何回言った?

清龍、何でここで“漁夫の利”?


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