私こそ光る☆君 ~体育祭編~



非常階段だった。


風がひどく心地いい。


『……えっ?』


2、3歩踏み出し、外の景色を見ようと身を乗り出して驚いた。


目の前に広がったのはグラウンドの風景だったのだ。



『穴場……って言うのかな?』


そう呟いて間もなく視線をとらわれた。



勝利に笑みを零す清龍の姿に……。


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