私こそ光る☆君 ~体育祭編~
一斉にスタートを切る選手たち。

さすが“代表選手”というだけあって、皆速い。


赤組は出だしから好調だった。

10人中、5人走り終わった今、白組に数歩リードしている。


はぁ、良かった~。

この調子ならきっと勝てるはず。


心の中で一人安堵のため息をつく。


ところが……?


『……っ!?』


あっと思った瞬間、赤組の選手が足を絡ませ転倒した。

手にしていたバトンが地面を転がる。

その間に白組の選手が横を抜き去った。


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