私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「……は?

何、確かめたいことって?

だいたいお前は何なの?

自分たちが負けるように自分で仕向けてたから、てっきり俺の可愛い妹を邪険に追い払おうとするけしからん奴だと思ってたのに……」


さすがは実の兄というべきだろう。

思考回路に似通ったところがあるのかもしれない。

私が口を開く前にお兄ちゃんが同じ疑問を口にする。


まあ私のこと可愛いとかおかしなことを言うところはやっぱりすっごい兄バカだけど……。



「誤解されているようだから言っておきますけど僕、妹さんを邪険にしたことは一度もありませんよ?

むしろ僕としては最上級の愛情を持って接しているつ
もりですけど?」


さらりと言う紫水に対し、その言葉を聞いたものは皆、棒でも呑み込んだような顔をした。


さ、最上級の愛情って何?

何だかものすごーく恥ずかしいんですけど……//


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