私こそ光る☆君 ~体育祭編~
『急に遥倒れちゃうからびっくりしたよ。

みんなで運んだんだけど、大変だったんだから』


私の言葉に由依も頷く。


遥の両脇を肩を組んで支える形で運んだんだけど、清龍と由依の身長差がありすぎて、バランス悪くて……。

由依の方を私が一緒に支えて運んだけど、半ば引きずるような感じになってたなぁ……。


「わ、わりぃ……」


遥が珍しく申し訳なさそうな顔をした。


「あれれ、そう言えばセイくんは?☆」


『あれ……?』


キョロキョロと部屋の中を見渡すが、見える所に清龍の姿はない。


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