私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「それでは今の話は無かったことに。

さて、どこの出版社に売りつけようかな~♪」


あっさりと見限ってそう言う紫水は鼻唄なんて歌い出しそうなくらい、とっても愉しそう。


「し~ちゃん、怖い……☆」


「今こいつが敵じゃなくて良かった……」


「……脅迫?」


それぞれに感想を述べる傍観者3人であった。


「分かった、分かったからバラすな!!

奏、ごめん……」


お兄ちゃんはついに陥落し、自棄になって叫ぶと、くしゅんと項垂れた。


(彼女とのイチャイチャシーンの写真なんて、奏に見せられるわけないだろ…… ←by 雅)


『?』


何が“ごめん”なのかよくわからないけど、まあいいか……。


とりあえずブレスタへの移籍の話が無くなって良かった。


こうして、長い長い一日は終わりを告げたのでした。





体育祭編<完>


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