私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「どうせここだろ」


素に戻った紫水が部屋の隅のベッドに歩み寄り、その周りを囲むカーテンを引く。

すると、その言葉通り清龍が姿を現した。


「ありゃりゃ。

やっぱり……☆」


寝てる……ι


ベッドに横たわる清龍はあどけない表情で、スヤスヤと寝息を立てている。


ホント清龍って気持ち良さそうに寝るんだよね。


「起こせ」


呆れた顔をして遥が皆に言い放つ。


ぐっすりと眠っているところを起こすのは忍びないけれど、リーダー(しかも具合の悪い)命令では仕方ない。


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