私こそ光る☆君 ~体育祭編~
『清龍、起きて』

「セイくん、おはよっ☆」


由依と二人で起こしにかかる。



何度か身体を揺すりながら声をかけると、


「ん~……。

何?」


と言って、眠そうに目を擦りながら清龍は起き上がった。



「“何?”じゃねえ。

お前、そんなに寝てると脳みそ腐ってカビ生えるぞ」


「自分だって寝てたくせに」


遥の説教に清龍は不満そうに口答えをする。



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