私こそ光る☆君 ~体育祭編~
白々しいほどのタイミングの良さだった。


べそをかきつつ、紫水に泣きついた由依。

それを見て紫水は悪ノリをする。


「よしよし、由依。

遥のことは僕がしっかりと懲らしめてあげるから。

遥、独り占めは良くないよね?」


含みのある口調。

それにぎくりとした遥は、


「なっ、べ、別に俺は独り占めなんかしてない」


と目を泳がせる。


(コイツらだけにはバレたくねぇ!! ←by 遥)


しかし、思いとは裏腹に、


「ハルちゃんの嘘つきっ!!☆」

「動揺、してる……」

「隠しても無駄だよ。

一人称“俺”になってるから」


と批判をされ、しっかりバレている模様。


(何でバレてんだよ!? ←by 遥)


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