私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「ハルちゃんばっかりずるい☆」


再び由依に攻められ、つい先日自覚したばかりの思いもバレてしまったらしいと知り、ヤケを起こした遥。

気づいた時には叫んでしまっていた。



「好きなやつ独占しようとして何が悪いっ!?」



それはそれは大きな声で。

外にまで聞こえてしまうんじゃないかというくらい。



シーーン。


一瞬の沈黙の後、


「あっはっはっ!!」


車内に轟いた志乃さんの笑い声。


それにつられるようにして笑い出す紫水、清龍、由依の3人。


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