私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「バカになんて……、とんでもない。

君があんまり可愛いらしいものだから、困ってしまっただけだよ」


『うげっ……』


極上の笑みをもって返された甘い言葉に、思わずカエルが潰れたような声が出た。

もはや甘いの次元を通り越して寒い。


またそういうことを……。

何言われてもそつなく返してくるから、時々癇にさわるんだよね。

絶対バカにしてる!!


驚いたり、考え込んだり、怒ったり、一人百面相をする私を紫水は静かに見つめる。


(やっぱり全く気づいてないな。

まあいい、俺らの気持ちを知った時の反応が見ものだな…… ←by 紫水)


そう心の中でつぶやくと、ひっそりと黒い笑みを浮かべのだった。


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