私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「隙ありっ!!☆」


タタッ。


「あっ……」


皆が油断している隙をついて由依が駆け寄ってきた。

それにいち早く気づいた清龍が間抜けな声を上げる。


えっ、えっ、えっ?

何なの?


ガバッ。


『ふぎゃっ』


「やった~☆」


突然迫りくる由依の姿にわけが分からぬまま、気づいたときには由依に抱きつかれていた。

むぎゅ~と腕に力を込める由依は至極ご満悦の様子。



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