私こそ光る☆君 ~体育祭編~
“全部アンタのせいでしょうが!!”という深い怨みの念を持って、お兄ちゃんをにらみつけようとした。


しかし、それは未遂に終わる。



「ハッハッハッ!!

マジもう限界!!

超ウケるんですけどー!!」


「……くっくっくっ。

だよな。

あ~、マジ腹痛ぇ!!」


一人、二人、三人……と周りで見ていたクラスメイトが笑い出した。

しだいにそれは大きな渦となり、全体を捲き込む。

一部を除いて……。



由依、遥、清龍の3人が納得のいかない表情でこちらを見ている。


何だかよく分かんないけど、とりあえず誤解がとけたみたいで良かった~。

でも、この3人にはちゃんと説明した方がいいよね?

さすがに誤魔化し切れなさそうだし……。



『ちょっと来て』


そう言うと私はレインガーデンの4人とついでにお兄ちゃんを教室の外に連れ出した。


< 45 / 186 >

この作品をシェア

pagetop