私こそ光る☆君 ~体育祭編~
『ここならいいかな……』
屋上に出ると後ろを振り向いた。
途端に皆の視線にぶつかる。
「どういうことだ?
ちゃんと説明しろ」
遥が鋭い目で追及してくる。
今度こそちゃんと言わなきゃ!!
決意を胸に口を開く。
でも、この時の私はお兄ちゃんを甘く見過ぎていたのかもしれない。
『私とこの人は「恋人同士だよな」
またも絶妙なタイミングで邪魔が入る。
もうっ!!
『違うって!!
だから……!!』
「恋人同士だろ」
『違うっ!!』
「違わない」