私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「続いての競技はプログラム4番、徒競走です。

徒競走に出場する選手は入場ゲートにお集まりください」


徒競走か~。

競技内容は意外と普通なんだ。


妙なことに感心していると、あることに気づく。


『そう言えば僕たちって、何の競技に出るんだっけ?』


観覧席へと引き返す途中、横を歩く由依にたずねた。


そう、まだ自分が何の競技に出るか知らされていなかったのだ。


「なんかねえ~、しーちゃんが知ってるらしいよ。

僕たち5人の出場競技のリストもらったんだって☆」


『へっ、何で紫水なの?』


そういうのって普通リーダーに渡すよね?


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