私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「うわ~ん!!

ごめんねぇ~、カナちゃんっ☆」


由依はボロボロと涙をこぼし、すがりついて泣き出した。


『!?!?』


えっ?

は?

ん?

あれ?


突然のことに思考がついていかない。


えっと、さっきまで由依はルリちゃんに対して確実に怒ってて、その前は私が勝手にいなくなったからむくれてて、だけど今はこうして泣いてて……。

なんか混乱してきたよ~。


とりあえず考えるのをやめ、所在をなくして身体の横にダラリと下げられていた腕を由依の背中に回してみる。


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