私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「お前ら人のはな「ただいま……☆」


またも割り込んできた由依の声。

その声はなぜか沈んでいた。


『お帰り……ってどうしたの、その格好?』


由依の姿を見て驚く。


視界に入ったのは、全身包帯でグルグル巻きの姿だった。


「うわ~ん。

あのね、さっきコケちゃったでしょ?

それでみんなが心配してくれてたんだけど、膝打っただけなのにいつの間にか大げさに包帯巻かれちゃってて、僕身動き取れなくなっちゃって、それなのにみんな面白がって、やめてくれなくて……

怖かったよ~☆」


『よしよし、もう大丈夫だよ。

だからほら、泣かないで……』


泣きながらすり寄ってくる由依の頭を撫でる。


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