私こそ光る☆君 ~体育祭編~
「めんどい……」


半ばパニックに陥り、頭を抱えていると清龍がぼそりとつぶやいた。


『えっ、ちょっと何するの?』


清龍の意図が読めず、たずねる。


だって、清龍ったら二人の足を縛り付けてる布を解こうとしてるんだもん!!


程なくして固く結び付けられていた布が外れる。


そして次の瞬間には私の視界が一転していた。


『!?!?』


目の前には青い空と白い雲。

頬には何か硬い感触。

私の顔に影を落とすのは……清龍の顔?


もしかして、いや、もしかしなくても私、抱きかかえられてる!?


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