忠告

――――

刑務所のなか、私は一人、部屋にいた

私は一体何のためにこんなことをしたのだろう


私は何を守ろうとして、何を倒そうとしたのか

それは、誰の為?


質問を投げ掛けても、誰も答えてはくれない


「…そうだ。もう一回、会いに行けばいいんだ」


私は自分の舌を噛みり、飲み込んだ


息が苦しくなる。
でも、いいの。

もうじき会える
家族に


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