忠告
二
目を覚ますと、自分のベッドの上にいた。
「あれ…?夢?」
それにしてもリアルな…
「綾子。入るよー」
姉がノックもせずに入ってきた
「ちょっと!!ノックぐらいしてよ!!」
「まぁまぁ。そう怒りなさんな」
何かを隠してる感じだった
「ほれ。やる」
そう言って、私に赤い包装紙で包まれた、プレゼントを貰った
「先に渡しとく。誕生日おめでとう」
「…ありがと」
「もうちょっと喜びなよ~。ま、寝起きだからしょうがないか!!
じゃあね」
そう言って姉は部屋から出ていった
やはり、私は素直に喜べなかった
だって、夢と全く一緒だったからだ。