心霊現状調査クラブッ
「あの、大丈夫ですか? お怪我ないですか?」

かばっと起きあがって、ぶつかってしまった相手を見る。

すると、その人は、男子生徒で、まだ倒れてた。

「あの…… もしも~し…」

……あ、あれ?…

…つんつん

…なんか不安なってきました…

だって、ピクリとも動かないんですよ…

はッ!!
まさか、あたし 殺してしまったのではッ!!?

あたしが、ぶつかったところは、たぶんこの人の首もとらへん。

だとしたら、あたし、この人に頭づきをしてしまったのでは……

それがちょうどヒットして……

ウギャーー
どうしようォーー ←パニック

「…… ってぇ…」

へっ… 今しゃべった? よかったぁ

ほっ…。

って、ほっとしてる場合じゃないッ!!

「あ、あのお怪我ないですか? どこか痛いところ… ―ッ!?」

オロオロしているといきなり相手の人が ぐぅがわっと立ち上がった。

「デコが痛ぇつってんだろッ!! このクソ女(あま)ッ!!」

「ヒィッ!!」

な、なんなんですか!?
めちゃめちゃ口悪いし、恐いよーーーー!!

思わず後退り……
ってしたかったけど、恐ろしくてそれすらもできない…。

「『ヒィッ』 ってなんだょッ!! アァ!!?」
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