監禁ブラックムービー

「倉木空なら!そろそろ命が危ないよ!!遠回りするなよ!!」


遠回りってどうゆう事だよ!!お前のせいで私が!!


「あぁ~煩い…」


息を切らしながら独り言を言う私…


「すいません!どいてくれますか!!」


医者と看護師が急いで、何かを運んでる。



「そっ…空!!」



運び込まれていたのは、青白くなった空の姿だった…

「あの!私、空の妹です!」


「じゃ手術室の前の椅子に座って下さい」


「一緒に入っちゃ駄目ですか?!!」


「無理です!」


「家族ですよ!」


空は早々と手術室に入ってしまった…


「どんな方でも入れません!!」


私は無理やり椅子に座らされてしまった。



【倉木空の命が危ない】



春兄ちゃんに言われた言葉が、何回も頭の中で繰り返された。



「何で空の事知ってるの?…嫌…!!空…怖いよ…」



嫌だ嫌だ……!


…私が直ぐに空の所に行けなかったからだ…


「そらぁぁぁあ!!!!」

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