恋花火
「おい起きろ!桜井」



誰かが私を呼ぶ声がし、重たいまぶたをゆっくり開けた。


目を開けると男子生徒が立っていた。

「やっと、起きたか!桜井何してるんだ?」


男子生徒は笑顔を私に質問してきた。


というか、この人だれ?なんで私の名前知ってるの?



「何か、いつのまにか寝ちゃってて…あの-あなた誰?」

私は控えに聞いてみた。
すると…


「えっ!クラスメートだよ、俺達!」


「あっ!ごめんなさい…私まだ男子はよく分かんなくて…」



私は申し訳なくなって
顔を下に向けた。
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