翡翠の姫君〜Side*STORY〜
しばらくの沈黙の後、ゆっくりと口を開いた。
「…エミリアと……」
…エミリアと??
「……………………………………………………キスした。」
「…ぇ……………ぇええっっ!!??」
キスって…………あの…キスか?
俺はあまりの展開に驚いた。
レオのエミリアへ対する想いは、薄々気づいていたが…
「……ちなみに2回。」
「…はぁ!!??」
もう2回も!!??
「なんて王子だ………」
「うっさい!!」
俺の驚き呆れた声とは反対に
恥ずかしそうに怒鳴るレオ。