翡翠の姫君〜Side*STORY〜
「もういいから寝ろ!!
明日も早いだろ!!」
物凄く不機嫌な顔で怒鳴られた。
…仕方ないなぁ。
「はいはい。わかったよ。
レオも早く寝るんだぞー。
もし寝られないんなら、俺が一緒に寝て…」
「いらんっ!!!!!!
早く寝ろ馬鹿!!!!!」
その言葉を聞きながら、俺は笑いを堪えてベランダを出た。
エミリアのことになると、大変だからなーレオは。
これからまた…おもしろくなりそうだ。
―そんなセルトの思いを
レオは知るよしもない。
【End】