翡翠の姫君〜Side*STORY〜
「じゃあなーレオ。ちゃんと布団かぶって寝るんだぞー。」
「うっさいセルト!!」
「じゃあ、おやすみ。」
「あぁ。おやすみ。」
廊下でセルトとティナと別れて、俺は自分の部屋に入った。
書斎の机に上着を投げ掛け、寝室に入る。
電気もつけずにそのままベッドへ倒れ込んだ。
あ…風呂…
…………朝でいいか。
……でも、仕事……
………あったっけ…?
そんなことを考えていると、いつの間にか眠りに落ちていた。