翡翠の姫君〜Side*STORY〜





「…あれ?
まだ起きてたのか?」







―夜。




トイレへ行った帰り、ベランダの手すりに座っているレオを見つけた。





「…セルトか。」





レオの座っている隣にもたれかかる。



「どうした?
怖い夢でも見たか?」



「違うバカ。」




「じゃあ何だよ?」





「………………」




俺の問いかけに言葉を詰まらせる。



…なんかあったのか?






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