約束
―理緒SIDE―
「架伊。」
「ん?どうした理緒。」
「お前がひいたやつ本当は何て書いてた?」
「友達だって言ったじゃん。」
ぜっっっったい嘘だ。
架伊の目も微妙にそらされてるし。
「「…。」」
しばらく向かい合っていたら観念したのか架伊が口を開いた。
「はぁ。理緒が考えてる通りだよ。
別に俺が誰を好きかなんて
理緒はもともと知ってるじゃん。
あ、それと」
「俺今日から本気でいくから。」
俺は言葉を失い呆然とした。
そして我に返ったとき架伊はもういなかった。
俺はどうすればいいんだろう…。
第四話 完