先生が最初で最後だよ
ピンポ~ン。
「理奈?」
声の主は、まいだった。
理奈はゆっくりとベッドから降りて、玄関へ向かう。
「………………まい?」
「うん。………………理奈、どうしたの?最近、学校来てないじゃん。」
「ちょっとね。」
「もしかして、私が原因?」
「違うよ。
自分自身の心が原因。」
理奈は、ゆっくりと外の様子を伺う。
まいの後ろには神里がいた。
「あのね、先生も一緒に3人で話さない?
何があったのか、少しずつでいいから話して?
まい、理奈の事が心配だよ。」
理奈はドアの鍵を開けると、ゆっくりドアを開けた。