先生が最初で最後だよ



理奈は、冷蔵庫から適当に飲み物を取り出すと、テーブルに置いた。
まいが、自分を見ている事に気付いた。
でも、目を合わすことが出来ない。



「な、なんで家に?」

「皆心配してるよ。
理奈の友達が、
寄せ書きを渡して欲しいって、私に預けて来たの。ホントに心配したよ?
なんで携帯取ってくれなかったの?」




理奈は、2人に背を向けて座った。

「…………。」


「理奈?
何か言ってよ」


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