一億五千万と告げられた男 【実話】
誰??
いきなりこんなメールがきた

「僕の気持ちです受け取ってください。
僕は遠くアメリカからあなたにメールしました
〈一億五千万受け取ってください〉

俺は怖いと正直思った。

【なんだ??このメール??】

メール返信などしなかった

俺は、会社での打ち合わせに間に合わないのも
あり、こんなメールが来ていた事など
忘れ、携帯をしまい走った。

何とか間に合い、打ち合わせを開始した。

俺は雑誌社に勤める30代

日常生活に何にも刺激がなく普通に暮らしていた。

妻、子供、親 家族 と言える人達と。



打ち合わせも終わり、会社に帰る電車の中で
又、携帯がなった
見ると、先ほどのわけもわからないメール。

「あなたに私の全財産をあげます 実は私、妻を事故
でなくし、私自身も34歳でガンと宣告され、
この命と控えに〈一億五千万〉を受け取って
もらいたいんです。」


こんな内容だった。

面白い気持ちから返信して見ることにした


「いいですよ、何のお金かわかりませんが
一億五千万頂きます」

少し、いや、結構マジな気持ちで
うれしかった。

この世の中も捨てたもんじゃないとも思っていた


〈ラッキ-!!!〉ガッツポーズ。


「本当にありがとう。
私は、医者から余命3ヶ月といわれて
居ます。時間がないんで。 
あなたに会う事はできません
本当はちゃんと会って、渡したいのですが、
海外に居る事もあり、メールのやり取りで手続きさせて
下さい。 よろしいですか?」


本当に純粋で素直な方なんだ
となんの疑いもせずに・・・。


まさか・・・・・・


これが、荒れての詐欺だなんて・・・。

気付くはずも無く・・・・・・・。

俺は正直有頂天のまま
メールを続けた。



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