一億五千万と告げられた男 【実話】
「じゃ僕が色々と教えて
あげますよ 
薫さんは独身なんですか??
画像見た感じ若い感じですが・・・。」

「結婚、してるよ
子供も居る。
駄目かね??
結婚している人では?」


「薫さんて自分に自信
無いんですか??
メール文に必ず〈駄目〉
入ってるけど」


「いや、やっぱり・・・。
俺は、このサイトも初めて
奥さんに内緒だし。
君みたいに自分に自信なんて
無いよ。」


「僕は自信あります。
だからホストもしてるし」

「いいね、自信あって。
もてるでしょ?
ホストって。
俺も、若いとき、一度
めざした事もあったな~?」


さすが、ホスト。
若いとは言え、やり取りはうまい。

面白いので、少しの間続けた。

「Tatsuくんは何故?
ホストになったの??」

「お金の為?!
俺、酒飲めないんだけど
話すの好きだし。
俺のためにお客さんが
お金使ってくれるし。
この年齢でこの金額
もらえれば、マジ良い生活
できるしね」


羨ましいというのか?!
若いのに普通よりも高いお金
手にするのは??どうかと??
おっさんに考えのまま

プリペードも程よく
終わったので、又補充でコンビに

妻が怪しく思ったのか?

「さっきからコンビに言ってるけど
なにしているの??
休みならお使いに行きたいんだけど
車出してよ。」


やばっ(汗)
バレたかと思うってヒヤヒヤした

「いや、何でも無いよ。
ただ俺が家に居ると邪魔かと
思って・・・・・。」

顔を見ながら。

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