一億五千万と告げられた男
【実話】
2
プリペードも無くなり
補充するのも面倒なんで
そのまま 降りる駅に着き、
いつものように
買い物をし、ついでに
¥5000円分だけ購入し
補充してみた
未読12件
表示されていたので
開いてみると。
すべて先ほどやり取りした
人からのメールだった
「連絡がいきなり切れましたが、
私は待ちます。 あなたに是非、
〈一億五千万〉を受け取って
いただきたいので」
「まだ連絡くれないのですか??
あなたが連絡くれればすぐにでも入金
可能になります。 お待ちしています
是非、ご連絡下さい」
「まだのようですが、もうやめるのでしょうか?
〈一億五千万〉明日あなたのものになるんです
よく考え下さい
私には時間が無いんです
お願いします ご連絡ください〉
こんなメールが懲りずに永遠に書いてあった。
少し怖くなった俺は、そのまま補充はしたが
メールを確認する事をしないでいた。