一億五千万と告げられた男 【実話】

次の日

やすみ

さてっと

パソコンを開き、なにげに
普通のメールをチェック

その後、あのサイトを
開いてみた


未読20件

確認はプリペイドなしでも
出来るので、開いてみた


「メールがまた来なくなり
ましたが。 米倉 薫さま
あなたに私の《一億五千万》
受け取って欲しく、メールしています
ご返事下さい」


「私には時間がないんです
こんな事している間にも
死が近づいてきてます
後、何時間かするとだんたん
私自身辛くなってきます
身体が、お願いですから
ご連絡頂けないでしょうか？」


「このメールは確認出来ているのでしょうか？ このままご連絡頂けないと、《一億五千万》は動きません。是非、貴方に
受け取って頂きたいので。
ご連絡だけ頂けますか？」



「何時間かすると機能がストップします

今ならまだ、銀行の時間に間に合います 早くご連絡頂ければ
今日中に貴方の口座に入金できます

急いで下さい」


「まだ、ご連絡頂けないのでしょうか？
早く貴方に《一億五千万》を差し上げ、天国にいる私の愛する妻の元に行きたいです
それには貴方の理解と協力
が必要です
お願いですからご連絡頂けますか？」


「辞めるのでしょうか？
時間がないんです
急いで下さい」


「もう時期、１時になります
私は段々身体が効かなくなってきています
貴方のご連絡で入金がスムーズに行き、私も思い残す事なく
天国に行けます」


こんなメールが２０件も
入っていた

ゾッとする

しかし、余命を宣告された
人が夜中から朝、昼
と毎日送れる体力など
あるのだろうか？

今になって、本気で
怪しくなってきた

待てよ？！

銀行口座と名前教えてある
ヤバイ！

我に返って、

本気でヤバさを感じ
始めてきた