my Girl
「お前、まだ好きな人いないのかよ!!」

澤口が言う。

「お前こそどうなんだよ。」

逆に問う僕。
すると澤口が言った。

「これは絶対に内緒だ!!
新入生にかゎぃぃコいたけど、一応俺、教師だし話しかけられねぇ。でも、好きになっちゃったんだ。」

嫌な予感がした。
まさかとも思った。
でも、生徒はたくさんいる。
違うコかもしれない。
僕は僕自身を安心させるのに必死だった。
そして、澤口に言った。

「まじかぁ。でも生徒じゃ口説けねぇな。まぁ、頑張れ!!」

「おぅ!!
ってかお前はどうなんだ!!」

「ちっ、覚えてたか。
まぁ、いるっちゃいる。ただ...」

「ただ?」

「お前には秘密にしとく!!」

「ひでぇよそれ!!」

僕は言えなかった。
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